援(たすけ)の祈り


正しいと言い切ることが
寛容を捨てていることを
わるいと言い切ることが
想像を捨てていることを
いつも忘れぬ強さを与えてください

頑なであることに気づき
前出をなぞっているだけの
無考に気づき

色だけにたよらぬ目を
音だけにたよらぬ耳を
形だけにたよらぬ手を
持つことができますように

2017年12月17日