援(たすけ)の祈り

正しいと言い切ることが

寛容を捨てていることを

わるいと言い切ることが

想像を捨てていることを

いつも忘れぬ強さを与えてください

頑なであることに気づき

前出をなぞっているだけの無考に気づき

色だけにたよらぬ目を

音だけにたよらぬ耳を

形だけにたよらぬ手を

持つことができますように