来年のカレンダー寄付のお願い


カレンダーを

毎年、年末になると皆様にお願いしております。
来年(2018年)のカレンダーでお余りの物がございましたらご寄付いただけるととてもありがたいです。
日めくりでも、月めくりでもかまいません。よろしくお願いいたします。
さて、以前にも「カレンダーを誰に渡すの?」「何故カレンダーがそんなに必要なの?」とのご質問をいただいたことがございます。
寄付してくださいとだけ言ってばかりでは失礼と存じますので、ちょっと小話を書かせていただきたいと思います。
皆さんから届けられたカレンダーは、生活困窮の中にある方や路上生活の方、単身の高齢者、障がい者などにお渡ししています。
例えば生活困窮な状況にある方も、もちろんカレンダーを買えないわけではないでしょう。今や百円ショップでもそれなりのカレンダーが買えますし、皆様から送っていただいたようなカレンダーをどこぞの企業から貰える機会もあるかもしれません。
でも困窮の中にあると、たとえ安くともそこまで買う必要がないとも思えるであろうカレンダーを「買う」という気持ちと行動に移らないのが人というものです。
そしてたとえどこぞの企業のカレンダーを貰えたとしても、「カレンダーさえ選べない」ということの小さな悲しさも生じるかもしれない。
「予定を書けるカレンダーがあるといいな」「二月めくりだと前後の予定が分かって便利」…、そんなことを思いながら自分のほしいカレンダーが選べること…。
本当に些細なことかもしれませんが、そんな些細な「自分の選択」が皆様にとって不要であったカレンダーで得られるものなのです。
例えば高齢者、特に認知症の方は、カレンダーを買うなんてことを思いつかない場合も多い。それでいて見当識障害や記憶障害のために不安になったり、日時を間違えて沈んでしまったり…。
目に入りやすいところのあちこちに複数のカレンダーが掛かっていたら、気づける機会が増えるかもしれない。
私たち友愛会のスタッフやヘルパーが予定を書き込んで一緒に確認できたら色々な不安が軽減することがあるかもしれない。
皆様にとって不要であったカレンダーは不安や沈む気持ちを少なくしてくれるものの一つなり得るものなのです。
例えば知的障がいの方は、パニックなどを起こしやすい方もいて、紙でできて手の届きやすい場所にこそあるカレンダーなどはちぎってしまうことなどがあるかもしれません。
イライラした時に、後先を考えれない状態であれこれ捨ててしまうならば、カレンダーなどは簡単に捨ててしまうかもしれません。
その都度、「なんで破ったの」「なんで捨てたの」と周りの人にため息をつかれたとしたら…。
もちろん、そういうことをしないように覚えていくことへの支援も大切ですが、そんなときのために無くなっても繰り返し使えるだけのカレンダーがあればとてもありがたいものです。
そして、支援者も、その些細と思えることから必要以上の疲弊感にさいなまれなくなるならば、それはよい助けにもなり得るかもしれません。
カレンダーは、私たちの生活の中で、さほど意識していないところで色々なことを助け、和らげ、安心させてくれる。
それは、とても些細なものであるかもしれないけど、そういった些細なものこそが、気づかなうちに人の心に安心や助けをもたらしもすれば、不安やイライラをもたらしもする。
そんな些細でありながら大切なものを皆様からご寄付いただければと思うのです。

【郵送先】
〒111-0022 東京都台東区清川2-16-3
   特定非営利活動法人 友愛会 宛

2017年12月04日